「自由なインド太平洋」実現へ一致 ロ軍侵攻は触れず 日印首脳会談

里見稔
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 岸田文雄首相は24日、東京・元赤坂の迎賓館で、インドのモディ首相と会談した。法の支配に基づく「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた取り組みについて、厳しい国際情勢にあるからこそ一層推進することが重要との認識で一致。ロシアによるウクライナ侵攻や中国の海洋進出は議題にならなかったという。ロシアとの関係を維持するインドに配慮した。

 両氏の会談は、岸田氏の3月のインド訪問時以来2回目。日本政府によると、バイデン政権が主導して立ち上げるインド太平洋地域の新たな経済枠組み(IPEF)について、「地域に実体的な利益をもたらす包摂的な枠組み」とするよう取り組むことも確認。サプライチェーン(供給網)の多元化・強靱(きょうじん)化といった経済安全保障上の課題への取り組みを強化することでも一致したという。

 両首脳は外務・防衛担当閣僚会合(2プラス2)や、初の戦闘機共同訓練の早期実施を目指すことも確認した。(里見稔)