「赤ガエル」惜しまれながら故郷へ 長野電鉄の旧車両、横浜で保存

滝沢隆史
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 赤とクリームのツートンカラーで「赤ガエル」の愛称で親しまれ、長野県須坂市で展示されていた長野電鉄(長野市)の車両が24日、保存のため「故郷」に向けて出発した。

 「祝 里帰り」のヘッドマークを掲げた赤ガエルは同日午前、クレーンでつり上げられ、車体がトレーラーに固定された。

 もとは東急電鉄(東京)の旧5000系車両で、緑色で丸みを帯びたデザインから「青ガエル」と呼ばれ人気を博した。東急で運行を終えた後、長野電鉄で赤色に塗り替えられ1997年まで走った。引退後は、須坂市内の私設鉄道博物館で1編成2両が展示されていた。博物館が昨春閉館し、うち1両が製造元の鉄道車両メーカー「総合車両製作所」(横浜市金沢区)に譲渡、保存されることになった。

 赤ガエルは夜間に数日かけて横浜市内へ運ばれ、総合車両製作所の敷地内で保存される予定だ。(滝沢隆史)