読んで触って香りも楽しむ「木のえほん」 発売1週間で完売、増刷に

吉田博紀
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 智頭杉と因州和紙という鳥取県の名産品を使い、全工程を県内で仕上げた「木のえほん」ができた。目で読むだけでなく、手で触って木の香りをかぐなど、五感で子どもに楽しんでもらう狙いだ。1日に発売すると、用意した30セットが1週間で完売。6月に45セットの「増刷」が決まった。

 鳥取市の家具デザイン会社、ヒョウデザインが企画した。「まつばがに」や「なしととり」など鳥取らしい風物を主役にし、県内の豊かな自然や文化を紹介している。

 木材にも使える「UVプリンター」で、鮮やかな木目のある厚さ7ミリのスギ材に絵を印刷。トビウオや白ウサギなどの主人公をくりぬいて立体絵本にもなるよう、1冊ずつ糸のこで丁寧に作り上げ、背表紙に和紙をあしらった。木製おもちゃと絵本の「いいとこ取り」のような仕上がりになっている。

 「鳥取のよさを知ってもらうとともに、地場産業を応援したいと思った」と作者の白岡彪(ひょう)さん(81)は話す。将来は、鳥取を木のえほんの産地として全国に広めることを夢見る。

 木のえほんは5冊セットで税込み1万9800円。https://kinoehon.base.shop別ウインドウで開きますで注文できる。孫にまとめ買いできる年配者だけでなく、若い夫婦らにも買ってもらえるよう、夏ごろには1冊ずつのばら売りも始める考え。問い合わせは同社(0858・85・0900)。(吉田博紀)

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    平尾剛
    (スポーツ教育学者・元ラグビー日本代表)
    2022年5月30日19時7分 投稿

    【視点】本好きの私としては、五感で味わう「木のえほん」ってとてもいいと思います。うちの娘にも買いたいと思いました。 絵本をはじめ本というのは情報を得るためだけに読むわけではないと思うんですよね。装丁やしつらえが気に入ったり、タイトルとデザイン