第6回劇場いかな、見られへんで オール阪神・巨人のネット時代のこだわり

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照井琢見
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 結成47年の漫才師、オール阪神・巨人には貫いてきたこだわりがある。もっとも自信のある「劇場ネタ」は、テレビや配信で見せないこと。インターネット全盛のいま、劇場を愛するベテランならではの戦略を聞いた。

「あ、それ聞いたわ」という顔

 「劇場ネタをテレビでやらない」と決めたのは、結成から十数年が経ったころ。すでにじゅうぶん売れていた。

 あるとき、テレビで受けたネタを劇場で披露すると、お客さんの表情がいつもと違う。

 巨人「やっぱり『あ、それ聞いたわ』という顔をする方がいてはんねんな」

 阪神「『知ってるー』とかな」

 巨人「そうなったらね、『いや困ったな』と思いながら、進めなあかんわけですよ。それが嫌で」

 以来、テレビやラジオに出演するときは、新ネタや昔のネタをやっている。絶対の自信作を見せるのは、劇場だけだ。

 巨人「高い金払(はろ)て、遠くから足運んで来はんねんもん。劇場に来たお客さんを大事にしたいというのが、僕の考えなんですね」

 いまの劇場ネタは、大きく分けて3本のみ。本数を絞り込むのは、巨人の作戦だ。

爆笑ネタが1本あれば

 巨人「NGK(なんばグラン…

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