第80回戦争が溶け込んだ日常 繰り返された悲劇 ウクライナ・ホストメリ

ウクライナ情勢

諫山卓弥
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 ロシアによるウクライナ侵攻開始から3カ月が過ぎた。激しい戦闘があったキーウ(キエフ)近郊ホストメリの一角に、黒く焦げた戦車が放置されている。

 幹線道路が近いせいか、家族連れや若者が立ち寄り、思い思いのポーズで写真を撮ってゆく。日常に戦争が溶け込む不思議な光景がそこにはあった。

 すぐ隣に住むアレクセイ・ドウブシュさんは8年前、親ロシア派武装勢力とウクライナ政府軍の衝突から逃れるため、両親を東部ドンバス地方の街からキーウに避難させた。

 今回は自身がキーウに避難し、今は日中だけ修理のため自宅に戻る。「また同じような光景を見ることになった」。戦車を見つめ、ため息をもらした。諫山卓弥

連載ウクライナ危機 市民は今(全120回)

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