政府は公証人による会社設立の手続きについて実態調査に乗り出す。いまは経営者が公証人と面談し、会社の基本ルールである定款の認証を受けることになっている。公証人との面談が形式的になっており必要ないのではないか、という意見が一部から出ていた。政府は調査結果をふまえ、面談がなくてもオンラインで手続きできるかどうかを含め、制度の見直しも検討する。
政府の規制改革推進会議の作業部会が4月14日にあり、出席した企業関係者が知人から聞いた話に言及した。「会社設立の際に公証人とは会わずに定款の認証を受けた」などと報告した。
定款は事業目的などを定めた会社の基本ルールだ。公証人は認証にあたり、経営者と会うことが義務づけられている。会社が不正な目的で設立されることなどを防ぐためだとされる。
関係者によると、都内のある…
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