アリス=紗良・オットが表現する「人生」とは 4年ぶり来日公演

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弓長理佳
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 ドイツを拠点に活動するピアニスト、アリス=紗良・オットが、4年ぶりとなる来日公演を開催する。プログラムは、難病の発症を機に「人生に向き合った」という彼女の思想が色濃く反映されている。

 最初に体の異変に気付いたのは、2018年秋ごろ。手足が突然しびれたり、歩行障害が出たりした。

 病名が特定できない苦しい時期が続いた後、医師からある病名を告げられた。

 多発性硬化症――。脳や脊髄(せきずい)といった中枢神経系に炎症が起きることで手足などがしびれる難病だった。

 翌年2月、病を公表した。

予知できぬ人生に寄り添うものは

 予期せぬ悲劇に襲われ、「落ち込み、自問自答を繰り返す時期があった」。一方で、オットは、「人生」について考えるようになり、そして、ある曲の魅力にひかれていく。

 それは、ショパンの「24の前奏曲」だった。

 「それぞれの曲は短いが、ひ…

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