ロシアとどう向きあうか 「交流史」から考える

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編集委員・藤田直央
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アナザーノート 藤田直央編集委員

 今回は日本とウクライナ、そしてロシアとの関係を歴史から考えてみます。大それたことでひとりでは心もとなく、同世代で神戸学院大学教授の岡部芳彦さんに助けていただきます。

 岡部さんといえば、最近はメディアでウクライナ危機解説にお忙しいウクライナ研究者ですが、私とのご縁は日ロ関係からでした。1945年の終戦時からロシアが実効支配する北方領土を日本人の元島民らが毎年訪れて墓参し、今の島民らと交流する活動があり、6年前にともに参加したのが出会いです。

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 学生時代のロシア留学からウクライナへの関心を強めた岡部さんは、最近「日本・ウクライナ交流史」という本を出しました。社会主義国家ソ連を生んだロシア革命のあたりから第2次大戦後にかけての、日本とウクライナの人々の巡り合いを丹念に追ったものです。

日本とウクライナ 数奇な接点

 三つの国をめぐる近現代史か…

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