韓国中銀が2カ月連続の利上げ、1・75%に 物価上昇、圧力続く

ソウル=稲田清英
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 韓国銀行(中央銀行)は26日、金融通貨委員会を開き、政策金利を年1・50%から1・75%に引き上げることを決めた。利上げは2カ月連続となる。物価の安定化を図る措置で、韓国銀行は「物価上昇の圧力は当初予想より高まるとみられ、今後当面は物価(の安定)により重点を置いて政策を運営する必要がある」と説明している。

 韓国では、4月の消費者物価指数が前年同月に比べて4・8%上昇。リーマン・ショック当時の2008年10月以来の高い上昇率になっている。韓国銀行は、世界的な資源価格の上昇などから今後、当面は5%台の上昇が続くとみている。

 韓国銀行は、新型コロナ禍を受けて20年5月に政策金利を0・50%まで下げた。その後、21年8月からは利上げに転じている。

 韓国では、ここ数年の不動産価格の高騰によって住宅ローンなど家計の負債が増えており、利上げは返済の負担増にもつながる。(ソウル=稲田清英)