暴力団を街から排除しようと、神田署は26日、東京都千代田区などとJR神田駅周辺をパトロールした。このエリアは都内でも特に暴力団排除に力を入れている繁華街。店側もみかじめ料を払えば罰せられる可能性があり、署は暴力団との関係を断つよう呼びかけた。
同日夜、署員ら計約30人が「暴力団追放」と書かれたのぼりを掲げ、「みかじめ料を払う事業者側も処罰される場合があります」などと呼びかけて回った。
2019年10月施行の改正都暴力団排除条例は、神田のほか銀座、六本木など都内22区市の繁華街を「暴力団排除特別強化地域」に指定。指定地区の飲食店や風俗店などがみかじめ料の支払いに応じると、1年以下の懲役または50万円以下の罰金が科される。
署管内では、21年までの約5年にわたり居酒屋からみかじめ料をとったとして今年3月、指定暴力団住吉会系組幹部の男ら3人が恐喝容疑で逮捕されて以降、みかじめ料をめぐる目立ったトラブルは確認されていないという。ただ署は他の暴力団が入り込まないよう警戒し、店側もみかじめ料の要求に応じないよう周知を進めている。
署は、暴力団からみかじめ料…
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