【そもそも解説】銃持った悪人止めるのは…米国で悲劇がやまない理由

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ニューヨーク=藤原学思
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 18歳が合法的に殺傷能力の高い銃を買い、合法的に公共の場で持ち運ぶことができる――。それが、21人が殺害される事件の起きた米テキサス州だ。なぜ、そのような銃が必要なのか。規制の現状はどうなっているのか。今後、規制が強化される可能性はあるのか。

 「犯人はAR15を使った」。小学校で起きた銃乱射事件について、テキサス州のアボット知事は25日、会見でそう語った。

 AR15。半自動ライフル銃の型の一つだ。米軍が開発を依頼したものを民用向けにして、1960年代から市場に出回るようになった。「アサルトウェポン」(突撃銃)の一つで、改造も容易だ。

 容疑者の男が購入した突撃銃のメーカーはウェブサイトに19種類を載せ、価格は2千ドル(25万円)前後。これは正規価格のため、実際はより安く購入できる。

 地元紙によると、男は今月、18歳になった。その直後、連邦政府が認可する銃器店から3日間に分けてAR15を2丁と、弾薬375発を合法的に買ったという。州の捜査当局によると、犯行に使われたAR15は、そのうちの1丁だった。

 突撃銃が注目されるようになったのは、1989年にカリフォルニア州の小学校で起きた事件が一つのきっかけだ。

州議会の多数派が民主党か、共和党

 捜査当局の報告書によると…

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    三牧聖子
    (同志社大学大学院准教授=米国政治外交)
    2022年5月27日15時25分 投稿
    【視点】

    アボット知事は今週末、ヒューストンで開催される全米ライフル協会の大会に出席する予定だ。銃乱射事件の後、学校での武装警官の増員を訴えたテキサス州選出テッド・クルーズ上院議員(共和党)も大会で演説する予定となっている。 彼ら共和党の右派議

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