北朝鮮制裁強化の決議案を否決 国連安保理、中ロが初の拒否権

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ニューヨーク=藤原学思
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 国連安全保障理事会は26日、北朝鮮に対する制裁を強化する決議案を採決にかけた。米国が提出し、理事国15カ国のうち13カ国が賛成したが、常任理事国の中国とロシアが拒否権を行使し、否決された。対北朝鮮制裁をめぐり、安保理で拒否権が行使されるのは初めてとなった。

 国連総会(193カ国)は先月、拒否権を行使した常任理事国に対し、総会の会合で説明を求める決議を採択している。この決まりが適用される初めてのケースにもなる。総会会合は来月上旬に開かれるが、実際に説明するかは中ロに委ねられる。

 安保理は2017年12月、北朝鮮が新たに大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射した場合の措置として「石油の輸出をさらに制限する」と記した決議を全会一致で採決。今回の決議案はこれに沿うもので、北朝鮮の資金源になっているサイバー攻撃の取り締まり強化や、北朝鮮に対する原油・石油精製品の輸出上限の削減、たばこの輸出禁止も記された。金正恩(キムジョンウン)・朝鮮労働党総書記はヘビースモーカーとして知られる。

 中国の張軍国連大使は投票後…

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