巨大マンション自治会に中学生役員 13歳の彼女がやってみたいこと

有料記事

村上潤治 山下奈緒子
[PR]

 1230戸の巨大な自治会の役員に、横浜市の女子中学生が立候補して就任した。市が把握する中で最年少とみられる13歳が担うのは――。

 この自治会は、横浜市磯子区に2014年までに完成したマンション群(13棟、3300人)の「Brillia(ブリリア) City(シティ)横浜磯子自治会」。

 5月22日に約100人が参加した自治会のオンライン総会で第6期(任期2年)の役員18人が選ばれた。留任は9人。立候補は6人で、その1人が私立中学2年の鈴木梨里子さん(13)だった。

原体験はスーパーボールすくいのボランティア

 鈴木さんは、小学5年の夏、自治会の祭りにボランティアとして参加。スーパーボールすくいの出店を手伝った。楽しそうに自治会を運営する役員の大人の姿を見て、「ボランティアでは物足りない。きちんと自治会にかかわって役に立ちたい」との思いを抱いたという。

 2年前の自治会のオンライン忘年会にZoom(ズーム)で参加。「何歳から役員はできるんですか」と質問し、規約で年齢制限はないことを確認。今年1月、「立候補募集」のチラシが全戸に配られた。「自治会の経験が将来に生きれば」との父親の健二さん(40)の後押しもあり、立候補した。

 第2代の自治会長を務める会…

この記事は有料記事です。残り825文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
今すぐ登録(1カ月間無料)ログインする

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません