花火師「1発に技術を詰め込む」 今年も中止の隅田川、40歳の不安

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 今年も、「花火の日」がやってきた。

 ある花火師は、複雑な思いでこの日を迎えた。

 初めての打ちあげは18歳。熱くて、きつくて、筒を持っているのが精いっぱいで、色も形も覚えていない。

 けれど、真下から見る花火は、とにかく迫力があった。破裂音が全身を貫いた。火薬の匂いが心地よかった。

 その日、小勝(おがつ)康平さん(40)は、花火師になると決めた。

 「腕が鈍るのではないかと」

 実家の丸玉屋小勝煙火店(府中市)で打ち上げ花火作りを続ける小勝さんは今、新たな不安を抱えている。

 2020年、新型コロナウイルスの感染が拡大した。人が集まる花火大会は次々に中止が決まった。

 「花火には世の中をよくする力があると信じているけれど、今年1年は仕方ない」

 花火師たちが「世界一」と自…

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