首相、観光船事故めぐり国の責任認める「安全意識の欠如把握できず」

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 岸田文雄首相は27日、衆院予算委員会で「事業者の安全意識の欠如を把握できなかったことは国土交通省として責任を十分に果たしていなかった。真摯(しんし)に受け止めなければならない」と、国の責任を認めた。国交省は昨年6月にカズワンの運航会社「知床遊覧船」に対し、特別監査を実施した。首相は「全体として国交省の努力が十分だったかどうかが問われなければならない」と述べ、「責任を感じるからこそ、二度とこうした事故は起こしてはならないという強い思いで事態を改善していく」と述べ、再発防止に取り組む姿勢を強調した。

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    前田直人
    (朝日新聞コンテンツ戦略ディレクター)
    2022年5月28日0時18分 投稿

    【視点】国の責任を認めたことと、多額の費用がかかる観光船の引き揚げを国費で負担したことが重なります。あってはならない事故は、交通事故も含めてたくさんありますが、観光船の事故というものはそう多くあるものではありません。運航会社の問題のみに矮小化せず、