南海高野線の特急が料金不要の通勤電車に 脱線で車両使えず

松永和彦
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 27日午前0時20分ごろ、和歌山県橋本市南海電鉄小原田(おはらた)車庫で、回送中の特急電車(4両編成)が脱線した。乗務員にけがはなかった。

 南海によると、電車は高野線の特急「こうや」「りんかん」に使われる30000系。特急用車両はほかに2編成があるが、影響でともに車庫から出せなくなった。復旧のめどがたっておらず、南海は少なくとも29日まで特急「こうや」「りんかん」を全席自由席の通勤車両で運転し、特急料金は徴収しない。

 南海によると、脱線した電車は営業運転を終え、回送で27日未明に車庫に入った。構内の留置線へ移動させる際、運転士が赤信号を見落として前進したため正しく切り替わっていなかったポイントを壊した。さらに損傷に気づかず電車を後退させたため、4両中2両が脱線したという。(松永和彦)