行きたい「戦争が終われば」 秋のG20、ゼレンスキー氏が参加意向

ウクライナ情勢

ジャカルタ=半田尚子
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 ロシアの侵攻を受けるウクライナのゼレンスキー大統領が27日、今年11月にインドネシアである主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)に戦争が終われば「喜んで参加したい」と話した。G20サミットにはロシアのプーチン大統領も参加の意向を示している。

 ゼレンスキー大統領は27日、インドネシアのシンクタンク「インドネシア外交政策コミュニティー」主催のオンラインイベントで演説した。演説後、参加者からの質問がG20サミットに及ぶと、「私はウクライナを離れることはできない。私は国民と一緒に(この国に)とどまる」と前置きしつつ、戦争が終われば「喜んで参加したい」と述べた。秋まで戦争が続いていれば「オンライン(参加)も可能だ」とも話した。

 G20サミットにはロシアのプーチン氏も参加の意向だ。ゼレンスキー氏は「(G20)サミットには友好国、パートナー国のみが参加し、占領者や侵略者は参加しないと信じている」と話し、名指しは避けつつも、プーチン氏の参加に反発した。

 G20サミットの開催を巡っては、プーチン氏が参加の意向を示したことに対し、米国など西側諸国が反発している。4月に開かれた財務相・中央銀行総裁会議ではオンライン参加したロシアのシルアノフ財務相が発言を始めると、米国、カナダ、英国などの代表らが一斉に退席する異例の展開となった。議長国のインドネシアは世界の首脳陣に参加を呼びかけ、調整に奔走している。(ジャカルタ=半田尚子)