「ミス起こした職員」ネット上に顔写真と中傷 阿武町「情報は誤り」

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大藤道矢
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 4630万円の誤入金問題を起こした山口県阿武町に、批判の電話が殺到している。「9割回収」を発表した24日以降も役場への電話は鳴りやまない。さらに、ネット上で「ミスをした職員ではないか」として無関係の職員の顔写真が出回るなど、深刻な事態も生じている。

 町によると、問題を公表した4月中旬以降、役場には1日数百本の電話がかかってくるという。そのほとんどは誤入金に対する苦情で、「責任をどう取るのか」「職員は襟をただすべきだ」「山口県民として恥ずかしい」などと町側を非難する内容だという。

 町は人員を割くことを余儀なくされており、連日、各課から幹部も含めた職員10人を集めて班を編成。専従で苦情電話に対応しているという。

 5月24日、誤入金額の約9割にあたる約4300万円を回収したとして町は会見を開いた。終わり際、花田憲彦町長は「お願いが一つある」と切り出し、町役場への電話について「1~2時間の長電話、同じ人による繰り返しの電話もあり、罵詈(ばり)雑言を浴びせられることも多くある。職員は疲弊を極めている」と訴え、「配慮と節度ある対応」を広く呼び掛けた。

 だが、大きく報じられた回収…

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    前田直人
    (朝日新聞コンテンツ戦略ディレクター)
    2022年5月28日0時50分 投稿

    【視点】若いころは山口県に住んでいたので、休日はよくこのあたりをドライブしていました。地元では日本海側のことを「北浦」と呼びますが、阿武町は萩市に隣接した日本海沿岸にある風光明媚な小さな町です。人口は3000人ぐらい。人口減少に悩み、町おこしの試行