ウクライナ東部、住宅9割破壊の街も 州知事は「撤退の可能性ある」

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ベルリン=野島淳
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 国連は27日、ロシアのウクライナ侵攻が2月24日に始まって以来、民間人の死者が4千人を超えたと発表した。261人の子どもを含むという。ウクライナ東部を中心に激戦が続き、情報も遅れがちになることから、実際の犠牲者ははるかに多いとみられている。

 国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)によると、これまでに確認できた民間人の死者数は4031人。このうち半数以上の2274人が、ロシア軍による激しい攻撃を受ける東部のドネツク州とルハンスク州での死者だった。大半は空爆やミサイル攻撃など、広範囲に被害を及ぼす兵器によるものだったという。

 ただ、激戦地からの情報は遅れるうえ、裏付けの時間も必要となるため、OHCHRは実際の犠牲者の数はさらに多いとみている。2カ月半以上にわたってロシア軍に包囲された南東部マリウポリの当局者は、2万人以上の民間人が犠牲になったとしている。

ロシアメディア「キーウ再攻撃の可能性」

 東部を中心に激しい攻防が続…

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    駒木明義
    (朝日新聞論説委員=ロシア、国際関係)
    2022年5月28日13時48分 投稿

    【視点】記事にあるとおり、ロシアがいずれ再びキーウ攻略を狙う可能性は大いにあり得ます。そもそもロシアは、3月末にキーウ周辺から兵を引いた理由について、ウクライナ軍に負けたからだとは認めていません。「停戦協議にウクライナが応じやすい環境づくりのために