永田町の「権力のルール」胸に人脈作りに励む日々 新人議員を追跡

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長妻昭明
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 昨秋の衆院選初当選から2カ月強が過ぎた1月中旬、自民党の新人議員西野太亮(43)は、東京・永田町の党本部の一室で政策勉強会に参加していた。無所属で当選後、昨年12月に自民党入りが決まってから初めての勉強会参加だった。

 視線の先には、元経済産業相で党内でも折り紙付きの世襲議員である小渕優子や閣僚経験者など党内の重鎮議員がずらりと並んでいた。若手議員が積極的に発言する中、緊張しながら手を挙げると、思うところを述べた。

 数日後、その小渕から連絡があった。「財政健全化のあり方を検討する小委員会に参加しないか」。二つ返事で「参加します」と伝えた。早くも永田町で人脈がつながったことに、興奮と喜びを覚えた。

取材は選挙後も

昨秋の衆院選で、保守分裂の末に西野太亮氏が当選した熊本2区を担当した記者が、当選後の西野氏を追跡取材しました。選挙が終われば取材は一段落、とするのではなく、当選後の活動や言動こそ、有権者の次の判断材料になるとの考えからでした。記事の後半では、永田町で改めて取材すると、衆院選のときに感じた西野氏の印象ががらりと変わったことについて、記者が迫ります。

 当選から間もなく7カ月。党内の会合に出席しては、同僚の議員に名前を売り、関係作りを意識するのは、財務省の若手官僚のころからたたき込まれてきた「永田町のルール」を知るからだ。

知られざる「永田町のルール」とは

 「国会議員の説明リストを作…

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