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「苦痛を和らげる」90歳の穏やかな最期 透析しない選択に至るまで

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神宮司実玲、編集委員・辻外記子
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 高齢の腎不全患者が、透析をやめたり見合わせたりすることを決める際に必要な手順や、その後のケアのあり方を示したガイドを、日本医療研究開発機構(AMED)研究班がつくった。医療現場では、どのように人工透析をしない選択がされているのか。

 都内で一人暮らしだった90歳の男性は2018年夏、腎不全が悪化した。

 通っていた病院で人工透析の準備をしたが、持病もあり透析による体への負担が大きそうだった。

 本人と次女、医師で19年2月に話し合い、透析はしないことにした。

 19年春以降、東京都北区にある梶原診療所に通い、やがて訪問診療が始まった。

 トイレや風呂場で失神したこともあったが、「入院したくない」と本人が希望したため、救急搬送はしなかった。

 男性はひ孫の写真をみたり入浴を楽しんだりして自宅で過ごした。

 「透析も入院もせず、苦痛を…

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