ツイッターのつぶやきから始まった 性についてのオンライン教育実習

有料会員記事

編集委員・大久保真紀
[PR]

 すべてはツイッターのつぶやきから始まった。

 「セクシュアリティーについてのイベントをしたい」。当時、大阪府在住で大学院生だった今川裕太さん(26)が昨春、ツイッターに投稿した。

 それに反応したのが、岐阜県で暮らす看護大学4年(当時)の藤井結愛さん(22)。

 「私もやりたい」

 そうメッセージを送った。

 2人はすぐにオンラインで話し、意気投合した。

 1回のイベントで終わらせるのはもったいない。継続的な学びの場を提供したいと「教育実習」を思いついた。

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、教育実習は短縮されたり、なくなったりしていると耳にする時期でもあった。

 今川さんは、友人で茨城県の大学院生だった竹之内大輝さん(24)にも声をかけた。

ツィッターでつながった今川裕太さんと藤井結愛さん、そして竹之内大輝さんは、ほぼオンラインだけでやりとりをして、性教育についての教育実習をオンラインで始めました。コロナ禍だったからこその若者たちの挑戦です。性についてのオンライン教育実習は、どんな発想で生まれ、どんな内容で、だれが教え、だれがどのように学んでいるのか、記事の後半で詳しくお伝えします。

■教員は性教育に関わる知識も…

この記事は有料会員記事です。残り2931文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【無料会員限定】スタンダードコース(月額1,980円)が3カ月間月額100円!詳しくはこちら

  • commentatorHeader
    武田緑
    (教育ファシリテーター)
    2022年6月1日8時56分 投稿
    【提案】

    クラウドファンディングをたまたまTwitterで見かけ、私も支援しました。この記事で有意義な学びの機会になっていることがわかり、嬉しくなりました。若い人たちの問題意識と行動力を心からリスペクトします。 きっと今後プログラムの内容がさら

  • commentatorHeader
    氏岡真弓
    (朝日新聞編集委員=教育、子ども)
    2022年5月31日8時4分 投稿
    【解説】

    学校での性教育をめぐる議論は、性行為を教えるかどうかが焦点でした。 しかし、いま、LGBTQなどさまざまな性の子どもたちや大人がいるなかで、性教育は実態に追いついていません。 そこで、この記事の登場人物たちが考えたのが、「人権」という視