谷川浩司十七世名人「実績で劣る」 名人位を預からせて…と重なった
現役のまま十七世名人(永世名人)に襲位した将棋の谷川浩司十七世名人(60)が28日、立会人を務める第80期名人戦七番勝負第5局(朝日新聞社、毎日新聞社主催、大和証券グループ協賛)を開催中の岡山県倉敷市で取材に応じた。
市出身の大山康晴十五世名人の関連資料を展示する「大山名人記念館」内で取材に応じた谷川十七世名人は「現役のまま永世名人を名乗られたのは大山先生、中原先生(中原誠十六世名人)ですが、比べると実績で劣りますので名乗ってもいいのかなという気持ちはありました」と謙虚に語った。1983年、21歳2カ月で史上最年少名人になった時に残した「名人位を1年間預からせていただきます」の言葉と、どこか重なった。「名人位には400年以上の歴史がある。タイトルの中でも棋士の持つ印象は違います。21歳の時に『預かる』という言葉になったのは400年の歴史があるから。ふさわしい実力者とは思わなかった」
大山十五世名人の地元、名人…
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