ウクライナからの避難民、キッチンカーで母国の味を 滋賀・彦根

茶井祐輝
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 国宝・彦根城滋賀県彦根市)の近くに28日、ウクライナ料理のクレープ「ブリンチキ」のキッチンカーがプレオープンした。振る舞うのは、ロシアのウクライナ侵攻で北東部のハルキウ(ハリコフ)から彦根市に避難したイリーナ・ヤボルスカさん(51)と、その家族。今後は事業を拡大し、ほかの避難民も働けるようにしたいという。

 同日午前、中堀沿いにあるホテル「彦根キャッスル リゾート&スパ」敷地内に止めたキッチンカーに、イリーナさんと娘のカテリーナさん(31)が立った。イリーナさんは、日本人の夫と彦根市で暮らすカテリーナさんを頼って避難し、2カ月が過ぎた。

 イリーナさんらは避難民が働ける場所をつくりたいなどとして、クラウドファンディング(CF)でキッチンカーを購入する資金を募るなど準備を進めている。この日はレンタルのキッチンカーでの営業にこぎ着けた。滋賀県栗東市に避難したウクライナ人女性も手伝った。

 メニューはクリームチーズとレーズンを包んだスイーツタイプと、鶏肉とタマネギを包んだランチタイプの2種類。単品は350円(税込み)。食べた堺市中区の会社員木村杉子さん(47)は、「皮がもちもちしておいしいです」と気に入っていた。

 キッチンカーは6月末までは土・日曜午前11時~午後4時に同じ場所で営業する予定。イリーナさんは「たくさんの人が来てくれてうれしい。気に入ってくれて、また買いに来てくれれば」と話した。

 CFはサイト(https://camp-fire.jp/projects/view/578786別ウインドウで開きます)から。(茶井祐輝)