GWの人出はどうだった?

渡辺七海
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 はなくいどり 今年のゴールデンウィーク(GW)は、街の中が盛り上がっているように感じたな。

オシドリの「はなくいどり」は朝日新聞なら総局の公式キャラクター。正倉院宝物にも描かれた吉祥文様です。花をくわえて、最新のニュースや身近な話題を求めて県内を飛び回ります。

 A 緊急事態宣言など新型コロナウイルスの感染拡大に伴う行動制限が3年ぶりにないGWだったからね。県内は晴天に恵まれた日も多かった。

 貴族に扮した天平行列で知られる「平城京天平祭」など、催しも開かれた。春の同祭は新型コロナの影響で中止が続いていたので3年ぶりの開催だ。県によると、5月3日からの3日間で計4万人以上の人が訪れたというよ。

 は 人出は戻ってきたのかな?

 A NTTドコモの携帯電話の位置情報から、奈良公園へのアクセスにも使われる近鉄奈良駅付近の人出を推計したよ。新型コロナ感染拡大前の2019年の連休中の5月3日午後1時台の人出と、ここ3年の同時刻の人出を比べた。

 大阪などに緊急事態宣言が出ていた20年は31%に激減。同じく宣言が出ていた21年は56%。今年は70%だった。

 は 車も混雑していたように感じたよ。

 A 興福寺東大寺へのアクセスに便利な登大路駐車場(275台)は、県によると4月29日~5月8日に計約5千台が利用し、2019年の数字に近かった。奈良市の国道24号高架下にある観光無料駐車場(158台)は、3~5日はいずれの日も午前中に満車になっていたという。

 観光バスが発着する奈良公園バスターミナル。今年のGWはおよそ100台が利用したよ。

 これまでの5月の1日あたりの平均利用台数を見てみると、19年は230台。コロナ下の20年と21年はそれぞれ0台、2台にまで落ち込んでいた。

 は 奈良市以外は?

 A 道の駅「飛鳥」(明日香村)の駐車場(46台)を見てみよう。飛鳥観光協会によると、5日午後の利用率は91%だった。21年は70%だったので、回復しているのが分かるね。ただ、明日香村に関しては、屋外で回れる観光地が多いからか、昨年の利用率の方が高い日もあったみたいだ。

 は 人出が増えて、新型コロナの感染状況はどうなったのかな。

 A 5月16~22日の新型コロナの新規感染者数は1875人と、前の週の2298人から減った。更にその前の週は1566人だった。

 県医師会の安東範明会長は19日の会見で、「GWの影響が強く出るだろうなと思っていたが、比較的小さな波で収束していっている」と話していた。

 感染者が大きく増えなかったのはうれしいけれど、引き続き感染対策には気をつけたいね。(渡辺七海)