是枝裕和監督「ベイビー・ブローカー」カンヌ映画祭エキュメニカル賞
カンヌ=編集委員・石飛徳樹
南仏カンヌで開催中の第75回カンヌ国際映画祭は28日に最終日を迎え、キリスト教系団体が選ぶエキュメニカル審査員賞に、是枝裕和監督(59)が韓国で製作した「ベイビー・ブローカー」が選ばれた。
エキュメニカル審査員賞は、映画祭側が贈る最高賞パルムドールなどの本賞とは別に、映画祭参加作に贈られる独立賞の一つ。過去の日本人監督作品では、2017年の河瀬直美監督「光」、昨年の濱口竜介監督「ドライブ・マイ・カー」などが受賞している。
是枝監督は「親に捨てられた子供が、大きな社会の中で育てられていく物語にしたいと思いました。この作品にとって素晴らしい賞をいただき、ありがとうございました」とあいさつした。
映画祭本体の授賞式は28日…
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