仏独首脳、プーチン大統領と電話会談「ゼレンスキー氏と直接対話を」

ウクライナ情勢

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 フランスのマクロン大統領とドイツのショルツ首相が28日、ロシアのプーチン大統領と電話会談した。ウクライナへの軍事侵攻について仏独の首脳は、ウクライナの主権と領土の一体性を尊重したうえ、交渉で解決策を見つけねばならないと訴えた。また、プーチン氏にウクライナのゼレンスキー大統領との直接対話をすみやかに受け入れるよう呼びかけた。フランス大統領府が記者団に説明した。

 仏独首脳はこのほか、ウクライナ南部マリウポリの製鉄所「アゾフスターリ」から退避し、ロシア側の支配地に移送された約2500人の身柄を解放するよう要求。さらに、世界的な食糧危機が懸念されるなか、ウクライナから黒海経由で穀物を輸送するため、同国南部オデーサの港湾の封鎖を至急解くよう主張した。

 プーチン氏は、機雷の除去がすめば船が港にアクセスできるようにすると約束した、という。ドイツ首相府によると、約1時間20分の会談だったという。

 一方、ロシア大統領府によると、プーチン氏は食糧危機への懸念について、「欧米諸国の誤った経済・金融政策と対ロシア制裁の結果だ」と主張。ウクライナの穀物輸出などで協力する用意はあるが、「当然、制裁の解除が必要だ」と話したという。