新潟知事選、現職・花角氏の再選確実に 新顔・片桐氏を破る
新潟県知事選が29日投開票され、無所属で現職の花角英世氏(64)の2回目の当選が確実となった。無所属の新顔で住宅メーカー役員の片桐奈保美氏(72)を破った。
選挙戦では、花角氏は自民のほか、公明と国民民主の県組織や、前回選挙では対立候補を支えた労働組合・連合新潟から支援を受けた。
共産、れいわ、社民の推薦を受け、県内に立地する東京電力柏崎刈羽原発の再稼働について反対を明確に主張した片桐氏に対し、花角氏は賛否を明らかにしなかった。
【解説】NHKの出口調査を見ると、ポイントは下記だ。 ・柏崎刈羽原発の再稼働に賛成とした有権者は25%、反対は44%。つまり再稼働反対が多数 ・だが、再稼働反対の層でも、現職の花角氏が片桐氏(再稼働反対を掲げた新人)を4,5割上回る支持を集めて
【視点】新潟は自公に対抗する野党勢力も強い地盤で、過去の直近2回の新潟県知事選は与野党のシーソーゲームでした。新顔同士の争いとなった2016年は野党共闘で擁立した米山隆一氏(現在は衆院議員)が激戦を制し、また新顔同士の争いとなった2018年は与野党