石段に浮かんだ「コイの滝登り」、実は… 京都・宇治の三室戸寺

小西良昭
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 「花の寺」として知られる京都府宇治市の三室戸寺(みむろとじ)で30日、本堂前の石段(60段、高さ12メートル)に青、白、赤のアジサイ鉢700個を並べたアートが現れた。大きな白いひれで青い滝を登るコイだ。参拝者らが写真を撮って楽しんでいた。

 登り切ると竜になるという「コイの滝登り」の故事を表した。石段下には白と赤の花文字で「コイ」を描いた。

 名づけて「あじさい昇鯉(しょうり)図」。「コロナ禍に『勝利』するとの希望を込めました」と伊丹光恭(こうきょう)住職(79)は話す。「景気が回復し、世の中がまた平穏になってほしい」

 6月10日ごろまでの予定だが、水やりが欠かせない鉢植えのため、見頃が早く終わる場合もある。

 三室戸寺のアジサイアートは1年前、600鉢で「昇竜」を描いており、今年が2年目だ。

 境内には、紫や青、赤、白の西洋アジサイや額アジサイなど50種2万株が楽しめる「あじさい園」があり、6月1日~7月10日に開園する。6月11~26日の土・日曜のみ、夜間照明もする。

 拝観料は高校生以上1千円、3歳~中学生500円。(小西良昭)