これが古代の太鼓 リアルな埴輪、完全な形で初出土

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清水謙司
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 奈良県田原本町の宮古平塚古墳(6世紀前半、方墳)で、太鼓形埴輪(はにわ)が出土した。過去に単体の太鼓を表した埴輪の発見例はあるが、全体像が分かる完全な形で見つかったのは全国で初めてという。太鼓は軍事・儀礼用の楽器と考えられており、象徴的に古墳に飾られていたことを物語る。古墳を調査した町教委が30日、発表した。

 町教委によると、太鼓形埴輪は今年4月、古墳の周濠(しゅうごう、堀)部分で見つかった。長さ28センチ、胴部の直径25センチ、叩(たた)き面(鼓面)の直径17・5センチ。側面には太鼓の革を留める鋲(びょう)も円形の粘土で表現されている。

 太鼓単体の埴輪は、「真の継…

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    今井邦彦
    (朝日新聞記者=歴史、考古学)
    2022年5月30日20時13分 投稿
    【解説】

     昨年、「真の継体天皇陵」ともいわれる大阪府高槻市の今城塚古墳でも破片が見つかっていた太鼓形埴輪。それがほぼ完全な状態で、奈良県田原本町の宮古平塚古墳の周濠から出土しました。今城塚古墳の前には宮崎県新富町・新田原古墳群の百足塚古墳でも見つか