東京都西東京市民らが絵本「どうぶつ村のせんきょ」(あけび書房)を出版した。昨年2月の市長選で、相手候補をおとしめるような内容のビラがばらまかれたことに、憤りを感じた人たちがつくった。「フェアな選挙のあり方を考えてほしい」と言う。
舞台は、ある森のどうぶつ村。たぬきとふくろうが争う村長選で、劣勢のたぬき陣営があるチラシをつくる。3年前のききんの時、ひとりで木の実を全部食べたものがいる。そいつは夜中にホーホーとなく――。
多くの動物がふくろうの悪評を信じてしまい、たぬきが当選を果たす。そこに現れたのが、隣村のくま博士。うそを見抜き、動物たちを説き、選挙はやり直しに。互いに、正々堂々と戦うことを誓い合う。
■市長選で起きた「法定ビラ問…
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