「アイス18万円で入手」 高校3年生のメモ、覚醒剤の売買か

大山稜
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 男子高校生に覚醒剤を売ったとして、警視庁は1日、指定暴力団稲川会系組員の山岸竜貴容疑者(27)=相模原市緑区=を覚醒剤取締法違反(譲渡)の疑いで逮捕した。捜査関係者への取材でわかった。同庁は、覚醒剤を買い取ったとされる男子高校生が違法薬物の「売人」で、山岸容疑者はその仕入れ先だったとみている。

 捜査関係者によると、山岸容疑者は昨年11月5日、東京都内の私立高校3年の男子生徒(18)=同法違反(所持)容疑などで逮捕=に覚醒剤10グラムを18万円で売った疑いがある。山岸容疑者は容疑を認めているという。

 覚醒剤10グラムを購入したとされる男子生徒はその4日後の同月9日、都内の路上で車を駐車中に巡回していた警察官に職務質問を受け、車を発車。直後に事故を起こし、車を捨てて逃走した。残された車の中から覚醒剤やMDMA、大麻といった違法薬物のほか、「11月5日にアイス10グラム18万で入手」などとメモされたノートが見つかった。ほかに18万円を振り込んだことを示す通帳も残されていたという。

 同庁は今年2月、車内にあった違法薬物を所持した疑いで男子生徒を逮捕。メモにあった「アイス」は覚醒剤を示す隠語で、記載の量も多いことから、男子高校生が違法薬物の売人だったとみて捜査を進めていた。その結果、職務質問を受ける4日前に山岸容疑者から購入していたことが判明したという。(大山稜)