原子力規制委員長「審査中断、不許可ありうる」 再稼働審査めぐり

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 北海道電力泊(とまり)原発(北海道泊村)の再稼働審査に関連し、原子力規制委員会の更田豊志委員長は1日の定例会見で、特定の発電所は念頭にないとした上で、「のらりくらり右往左往して、一向に真面目に立証する姿勢が見られないのであれば、審査の中断やいったん不許可という判断だってありうる」と述べた。

 運転停止から10年以上が経つ泊原発1~3号機をめぐっては、札幌地裁が5月31日、津波対策の不備を理由に運転差し止めを命じる判決を言い渡した。受け止めを問われた更田氏は「審査は審査で、責任をしっかりと果たすべく進める。今回の判決の影響を受けるものではない」と話した。

 再稼働申請からも9年近く経つが、規制委は北電の対応のずさんさや専門人材の不足が審査の長期化の一因だと指摘してきた。更田氏は1日の会見で、「立証に時間がかかるのもやむを得ないケースであれば待つ」とも述べたが、改めて北電に改善を求めた形だ。