「よくも悪くも三木谷カラー」 IT系の「新経済連盟」、発足10年

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女屋泰之
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 IT企業を中心とした経済団体「新経済連盟」が1日、発足10年を迎えた。重厚長大の企業が集まる経団連とは違う「三木谷カラー」で、新しい産業の成長を促す規制撤廃を政治に働きかけてきた。ただ、独自の存在感を発揮することが難しくもなっている。

 新経連が1日に開いたイベントには、会員企業から500人以上が集まり、発足10年を祝った。記者会見で代表理事の三木谷浩史楽天グループ会長兼社長は、発足時を「ベンチャーの集まりだった」と振り返り、「いまは永田町にも霞が関にも意見を聞いていただける」と誇った。

 2012年6月に発足した新経連は、とくにIT系の新興サービスの障害になるような規制の撤廃をめざし政策提言を重ねた。医薬品のネット販売の解禁や民泊規制の緩和として実を結んだ。昨年12月には、ネット利用者の情報保護に関する総務省の規制強化に、「重大な懸念」を表明して方針を修正させた。

 コロナ禍を機に新経連が求めてきたデジタル関連の規制改革が進むのを追い風に、現在は三木谷氏がデジタル庁の有識者会議のメンバーに入るなど活動を強化する。

経団連を公然と批判した過去も

 活動の要となってきたのが三…

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