台湾、米国との協議開始で合意 IPEF入れず、まず個別協定か

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台北=石田耕一郎
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 台湾の蔡英文(ツァイインウェン)政権は1日、米国と単独の経済貿易協定を結ぶため、双方で協議を始めることで合意したと発表した。初回は今月末に米ワシントンで行う。台湾は米国主導のインド太平洋地域の新たな経済枠組み(IPEF)への加入を希望していたが、当初のメンバーからは外れていた。

 台湾側の交渉を担う鄧振中政務委員(閣僚)らが1日夜、記者会見して発表した。鄧氏らの説明では、まず貿易手続きの簡素化や、農業、汚職防止、中小企業支援、環境保護、公営事業など11の分野で協議を始める。将来的に協議分野を広げることも目指している。

 台湾では、IPEFの当初メ…

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