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　淡路広域消防事務組合は、事故で炎上した車両から親子を救出したとして、高砂市の会社員山田英輔さん（48）と妻のめぐみさん（42）ら家族4人に感謝状を贈った。

　山田さんの家族はほかに、長女の意寧（ここね）さん（18）、長男の臣之輔（じんのすけ）さん（16）。

　同事務組合によると山田さんらは、5月5日午後1時半ごろ、淡路市の神戸淡路鳴門自動車道を車で走行中、路肩に乗り上げて炎を上げる車を発見した。助けを求めていた女性のほか、子ども3人を車内から救出するなどした。

　炎上した車はその後に全焼しており、山田さん一家の迅速な救出がなければ命にかかわる状況だったという。

　感謝状を渡された英輔さんは「車を止めて駆けつけていくときには何も考えていなかった。大変だと思って体が勝手に動いた」と話した。（前林以恵）