国境の島の高校、韓国語教育20年 全国から入学、卒業生たちはいま

有料記事

編集委員・大鹿靖明
[PR]

 長崎・対馬の県立対馬高校に公立高校としては珍しい韓国語を本格的に学べるカリキュラムができて、今年で20年目を迎える。そこで学ぶ多くは、「離島留学制度」を使って15歳の春に親元を離れて来た子たち。そのまま韓国の大学に進学する生徒も少なくない。対馬、そして韓国で学んだ卒業生は、日韓関係の荒波を体験しながらも、韓国との接点を失わず、何よりも自立心に富んでいた。

筆箱や下敷きにKポップのシール

 新年度が始まって間もない4月21日、対馬高校の国際文化交流科1年生の教室。教壇に立つのは今年度で7年目の金京児(キムキョンア)先生だ。

 「韓国語は息の吐き方で強弱をつけます」

 生徒たちは本格的に体験する韓国語の授業に緊張気味。圧倒的に女子が多い。筆箱や下敷きにはお気に入りのKポップのスターの写真やシールが貼ってある。

 「全国から生徒が来ています…

この記事は有料記事です。残り2144文字有料会員になると続きをお読みいただけます。