逮捕の国税職員、幼なじみの元同僚に誘われ不正か コロナ給付金事件

大山稜
[PR]

 国の持続化給付金の詐欺容疑で逮捕された東京国税局の職員、塚本晃平容疑者(24)=横浜市=が、すでに逮捕されている同国税局元職員の男(24)=東京都中央区=から誘われ、虚偽の申請に加わった疑いがあることが捜査関係者への取材でわかった。元職員の男が「(塚本容疑者を)誘った」という趣旨の供述をしているという。

 捜査関係者によると、2人は熊本県内の小中学校の同級生で、東京都内の専門学校でも一緒に簿記を学んだ。東京国税局に同期入庁し、新入職員としてともに税務大学校で研修を受けた仲だった。その後、2人は神奈川県内の別々の税務署に赴任し、塚本容疑者は税金を徴収する徴収部門、元職員は法人税の調査を担う法人部門に所属した。元職員は2020年3月に退職したという。

 元職員は退職と前後して仮想通貨(暗号資産)の投資グループに加わるようになり、同年5月に給付金の申請受け付けが始まると、不正受給で得た資金をもとに投資を繰り返すようになったという。その中で、幼なじみで確定申告書の作成の知識がより深い塚本容疑者を誘ったとみられている。(大山稜)