サッポロ「黒ラベル」「ヱビス」も ビール大手がそろって秋に値上げ
山下裕志
サッポロビールは2日、ビールの「黒ラベル」や「ヱビス」など121品目の出荷価格を10月1日納品分から4~12%引き上げると発表した。原材料費の値上がりが理由だという。ほかのビール大手のアサヒ、キリン、サントリーも含め、4社がそろって秋に値上げする。
サッポロが缶ビールを値上げするのは、他の3社と並んで約14年ぶり。対象は酒類とノンアルコール飲料全体の約9割。第3のビール「GOLD(ゴールド) STAR(スター)」やチューハイ「濃いめのレモンサワー」も含む。飲食店向けも値上げする。
「黒ラベル」の350ミリリットル缶は、コンビニで税込み217円前後で売られている。サッポロはこれが230~240円程度になるとみている。(山下裕志)