ペイペイ社長、ポイント首位奪取を宣言 楽天を追う新たな囲い込み策

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女屋泰之
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 ソフトバンクと楽天という国内の2大IT陣営が「ポイント」で競っている。ソフトバンクはグループのPayPay(ペイペイ)ポイントを、国内トップにすると宣言した。現在首位の楽天への挑戦状とも言えるものだ。2社はポイントサービスによる「経済圏」で消費者の囲い込みを急いでおり、勢力争いが強まりそうだ。

 4月下旬にペイペイ運営会社が開いた事業説明会。配られた資料にはペイペイポイントと「A社」のポイントについて、発行額の推移を比べるグラフがあった。中山一郎社長はスライドを示しながら、「2023年には発行額1位にする」と表明した。名指しこそ避けたが、楽天を意識していることは明白だった。

 国内の主なポイントサービスには楽天ポイント、Tポイント、dポイント、Ponta(ポンタ)などがあり、発行規模で楽天が首位とみられている。楽天グループによれば21年に約5300億円分を発行した。

 一方で、18年にサービスを始めたキャッシュレス決済ペイペイは登録者数4700万人以上。スマホ決済では国内シェア1位になった。決済するとたまるのがペイペイポイントだ。運営会社は発行額の詳細を開示していないが「すでに国内2位」と主張しており、年間3、4千億円分ほどを発行しているとみられる。

切り札はポイントの「開放」

 中山社長がサービス拡大の切…

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