選抜辞退の京都国際、繰り上げ出場準Vの近江と練習試合 大津で8日

鈴木洋和、富永鈴香
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 今春の第94回選抜高校野球大会で出場を辞退した京都国際と、補欠から代わりに出場し準優勝した近江(滋賀)が8日、マイネットスタジアム皇子山(大津市)で練習試合をする。近江の粋な計らいで実現した。

 京都国際は選抜大会に出るはずだったが、選手ら13人が新型コロナに感染。開幕前日の3月17日に出場を辞退した。代わりに、近畿地区の補欠校1位だった近江が繰り上げ出場した。

 近江は1回戦の長崎日大戦で、山田陽翔(はると)主将が165球を投げて勝利。波に乗って、選抜大会史上、補欠校としても滋賀県勢としても最高の準優勝に輝いた。

 山田主将と京都国際のエース森下瑠大(りゅうだい)選手は仲良しだ。近江の多賀章仁(あきと)監督は「初戦の山田(主将)の力投を見ていて、森下君の思いを背負っているというのをすごく感じた」。選抜大会の経緯を踏まえ、どうしても練習試合をしたいと考え、京都国際の小牧憲継(のりつぐ)監督に呼びかけた。

 京都国際のグラウンドは狭く、練習試合は難しい。ナイター設備を備えたマイネットスタジアム皇子山での開催を多賀監督が提案すると、小牧監督は「ありがたいです」と応じた。

 小牧監督は「準優勝の近江は全国トップクラスのチーム。夏の大会を前にスイッチを入れ、自分たちの力を推し量りたい」と話す。コロナ感染の影響で、練習再開が4月にずれ込んだため、チームの状態は「なかなか思うように仕上がっていない」という。

 多賀監督は「夏に、2校そろって甲子園に出られたら万々歳やな、という思いも込めています」と意気込んでいる。(鈴木洋和、富永鈴香)