明智光秀そっくりさんは大学4年生 本人「目元が似ているのかな」
滝川直広
地元ゆかりの戦国武将・明智光秀のそっくりさんを募集していた京都府福知山市は2日、同市の大学生、秋山蒼(そう)さん(22)を選び、福知山城でお披露目した。市のPRポスターに起用されている。
秋山さんは静岡県出身で、福知山公立大4年生。静岡に住む母親と妹が応募し、応募者50人の中から選ばれた。市は、写真が光秀とされる肖像画に似ていることや「真面目で他人のために尽くす」などという妹の推薦文が光秀のイメージに合うとして選んだ。
6月2日は、1582(天正10)年に光秀が織田信長を討った本能寺の変があった。甲冑(かっちゅう)姿で現れた秋山さんは「光秀には目元が似ているのかな。裏切り、逆臣のイメージがあったが、福知山へ来て、領民のためにがんばった良君という印象をもった」と話した。
そっくりさん募集は、光秀の挑戦心をテーマにした市のプロジェクトの一環。福知山に変化をもたらそうと活動する「変化人(へんかびと)」を紹介する企画も始まり、大学卒業後に社会人となる秋山さんが「これから変化する人」として、企画のポスターに登場するなど「顔」を担っている。(滝川直広)
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