筑駒、桜蔭、慶応中等部…合格者はいつ入塾?焦る前に親がすべきこと

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川口敦子
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 今春、首都圏のある公立小。2年生の娘の授業参観に来ていた母親(43)は、教室でずっと「モヤモヤ」していたという。

 「国語で漢字一つ教わるのに10分以上かかっていて。周囲から聞いている塾の授業と速度が違いすぎて……。『学校は学校、塾は塾』と分かっているのですが、焦りを感じました」

最初に中学受験を言い出したのは?

首都圏で中学受験を目指す場合、塾に通い始める児童が多いのは小学3、4年。ただ、それより早い段階から通い始める子もおり、「早めに通塾させた方がいいのでは」と焦りを感じる保護者も少なくないのが現状です。記事後半では、塾選びや、中学受験を視野に入れた住まいの探し方について専門家の意見を紹介します。

 小2で覚えるべき常用漢字は160字。漢字だけで1600分もかける気なの? そんな思いを抱きながら授業を見つめたという。

 そのモヤモヤはどこからくるのか。思い出すのは、こんなときだった。

 仕事からの帰り道、娘より1…

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    おおたとしまさ
    (教育ジャーナリスト)
    2022年6月6日8時2分 投稿
    【視点】

    中学受験のために居住地まで選ぶとなると、なんだか本末転倒感が強いですけどね(引っ越しの前にエリアの特徴を知っておくのは大切だと思いますが)。そこまでしたらなおさら中学受験熱が高まり、何が何でも“良い結果”を求めてしまうでしょうし。 孟母三

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