空襲のキーウから届いた翻訳メール 避難生活の知恵、サイトで発信

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土屋弘
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 ロシアによる侵攻で命の危険にさらされているウクライナの子どもたちを支援しようと、長野県佐久市小児科医らが避難生活で役立ちそうな情報をウクライナ語のサイト(https://cpc-ua.com/別ウインドウで開きます)で発信している。少量のお湯で体をきれいにする方法や、下痢をした時の対処法など、自然災害が多い日本で培ったノウハウを盛り込んだ。

 サイトを運営するのは、ウクライナの隣国ポーランドに留学経験がある佐久医療センターの坂本昌彦医師(44)らのチーム。侵攻直後の2月末、坂本さんはポーランドに大勢のウクライナの子どもたちが避難するニュースを見て「何かできないか」と思い立った。

 チームは2015年から子育て世代を対象に「教えて!ドクター」という啓発プロジェクトを始め、サイト(https://oshiete-dr.net/別ウインドウで開きます)で台風や地震で被災した際の対処法の普及にも努めている。「災害が多い日本には、避難生活のノウハウが蓄積されている。戦時下に転用できるものもあるのでは」。防災や新生児医療の専門家の意見を聞き、イラストやウェブデザインの担当者も交えて大急ぎで資料をまとめた。

 SNSで日本語からウクライナ語への翻訳ボランティアを募ると、2人のウクライナ人が協力を申し出てくれた。その一人、首都キーウに住む60代の男性は空襲の度に地下シェルターに逃げ込みながら、文字どおり命がけで翻訳した文章をメールで送ってきてくれたという。

 サイトは、侵攻から1週間後…

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