ススキノで若い女性に声かける活動 札幌市、女児衰弱死事件を教訓に

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角拓哉
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 札幌市で池田詩梨(ことり)ちゃん(当時2)が十分な食事を与えられずに衰弱死した事件は、6月5日で3年を迎える。刑事責任を問われた母親(24)が若いシングルマザーで、育児環境に問題があったことから、若い女性への支援のあり方が課題として残った。札幌市は昨年、困難を抱える女性に積極的に接触を図る「アウトリーチ型」の活動をスタート。その名も「LiNK」(リンク=つながり)だ。

 ネオンが光る繁華街ススキノを人が行き交う。

 「家にいたくないとかない?」

 「困っている人は周りにいない?」

 5月24日夜、若い女性らに声をかける市職員らの姿があった。リンクが用意した若者に人気のコンパクトサイズの化粧品に添えて小さなカードを手渡す。

 「何かあったら、ここに連絡してね」

 リンクの正式名称は「札幌市困難を抱える若年女性支援事業」。昨年8月に始まった。委託を受ける「さっぽろ青少年女性活動協会」が中心となって月1回、ススキノ周辺で「夜回り」をしている。

 この日は協会やNPO、市から計7人が参加。3班に分かれて地下街や大通駅周辺、中島公園などを歩いて回った。

 「えー、本当に行っちゃう?」

 夜回りを始めて数十分。市職員の馬場通江さん(50)は、若い男女の会話が気になって足を止めた。内容から初対面だと感じた。

 あの女の子、大丈夫かな、で…

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