ベンチがかまど?クッションが寝袋に 進化する防災、日常も非常時も

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豊島鉄博
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 「フェーズフリー」と呼ばれる、防災の新たな考え方に注目が集まっている。災害が起きた非常時と日常を切り分けず、双方の場面で使えるサービスや商品を充実させることで、防災力を高める考え方だ。本格的な梅雨時期を前に最新のサービスや商品を探った。

 福岡市博多区に今春オープンした大型商業施設「三井ショッピングパーク ららぽーと福岡」。入り口から徒歩1分ほどの遊歩道に設置されているのが「かまどベンチ」だ。

 普段はベンチとして使い、災害時は煮炊きできるかまどに変わる。45リットルの大鍋が2個設置でき、約300人分の汁物が調理できる。

 ららぽーと福岡では、地震や水害などが発生した場合、施設の一部を、帰宅が難しい利用者の一時待機場所に想定するなど、災害対策に取り組む。マンホールのふたを外して簡易便器を置けば直接用を足せる「マンホールトイレ」も設ける。担当者は「大きな災害が発生した際、重要な社会インフラとしてお客さまの安全を引き受ける責任がある。行政や地域と密着し、防災活動に取り組みたい」と語る。

アイデアグッズ続々

 従来の防災グッズや非常食にも、フェーズフリーの考え方が広がる。

 健康や美容グッズを販売する…

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