ミッドウェー海戦から80年、中国が狙う太平洋 戦中日本との違いは

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牧野愛博
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 日米両軍が中部太平洋の制海権をかけて戦ったミッドウェー海戦から5日で80年がたった。1942年6月5日から7日(日本時間)にかけた戦いで日本は主力空母4隻とベテランのパイロット多数を失い、太平洋戦争の転換点になった。80年後のいま、中国が中部太平洋の制海権を狙い、米国に挑戦している。

 日本軍は41年12月の真珠湾攻撃で勝利したが、米空母機動部隊は無傷だった。そこで立案されたのが中部太平洋のミッドウェー島攻略だった。日本軍は島の攻略と米機動部隊との決戦という二つの目標で揺れ動き、赤城や加賀など主力空母4隻を失った。

「奇跡の勝利と奇跡の敗北」

 米メリーランド州アナポリスの米海軍士官学校内にある学生寮の横に、ミッドウェー海戦の記念碑群が置かれている。

 最近まで米海軍士官学校の連絡官だった元海上自衛官の前山一歩さんによれば、記念碑群には、当時の海戦の戦況が詳しく説明されている。米軍の敗戦の可能性が濃厚だったミッドウェー海戦で勝利した事実を伝えている。

 「奇跡の勝利と奇跡の敗北」(前山さん)は、なぜ起きたのか。

 米海軍大客員教授も務めた下…

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