東京学館新潟、北信越大会で敗退 小川主将「全てに課題が残った」

友永翔大
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 第146回北信越地区高校野球大会(北信越地区高校野球連盟主催)が4日、福井県で開幕し、1回戦4試合があった。新潟県大会で初優勝を飾って県内から唯一出場した東京学館新潟は丹生(福井3位)と対戦したが、1―8のコールド負けを喫した。

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 20安打を放った丹生が東京学館新潟の投手陣を打ち崩した。

 丹生は三回、牧野の内野安打と犠打、梅田の適時二塁打で先制。五回には、再び牧野の安打と犠打を足がかりに、1番吉田からの6連打で5点を挙げて試合の流れを決めた。牧野は2点を追加した八回にも安打を放つ活躍を見せた。

 東京学館新潟は、春の甲子園でも登板した丹生のエース井上に苦しんだが、八回に新田と八幡が安打で出塁し、近藤が四球を選んで満塁の好機を作った。さらに相手の暴投で1点を返すも、後が続かなかった。

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 「気持ち的に攻めすぎた。力が入ってしまった」。東京学館新潟の左腕、涌井陽斗は八回の一球を悔いた。

 継投を武器に県大会を初制覇した同校。その投手陣を支える2年生は、6点を追う六回に4番手として登板すると、カーブを決め球に2者連続で三振を奪い、1死三塁のピンチを切り抜けた。続く七回も2安打を浴びて2死一、三塁とされたが、無失点で抑えた。

 「自分が抑えないと」。八回のマウンドにも強い気持ちで上がった。1死満塁で迎えたのは、この日2安打を放っている3番打者。ベルトの高さを狙って投げ込んだ内角球が高めに浮いた。とらえられた打球は左翼前へ。失策も絡み、コールド負けにつながる2点を失った。

 「低めに決められるように制球力をつけたい」「球速も上げないと」。試合後、口をついて出たのは課題ばかり。ただ、カーブは一つ上のレベルでも通じる手応えを感じた。「走り込みで下半身を鍛え、フォームを安定させる」と夏へリベンジを誓った。

 「すべてに課題が残った。今のままでは夏をとれない」。主将の小川郁也(3年)も危機感をあらわにする。投手を中心に守り勝つ野球が持ち味だが、20安打を打たれ、守備でも大事な場面でミスが出た。「投手あっての守備」と投手陣の奮起を促しつつ、「守備への意思統一をし直す。練習で細かなミスでもうるさく言っていく」と気を引き締めた。(友永翔大)