凍っていない「シャーベット」 夫婦が作るケーキ代わりの懐かしい味
藤田大道
器のような形をしたパンの真ん中に、バタークリームがぎっしり。その上にイチゴジャムがのっている。
「シャーベット」という名前のパンが、茨城県内の一部で売られている。甘いけれども凍ってはいない。由来を調べていくと、北の大地にもつながった。
シャーベットを製造販売する店の一つ、常陸太田市の水府食品製造本舗を訪ねた。高さ約100メートルのつり橋からのバンジージャンプで有名な竜神峡の近くにある。
「懐かしいね、と買っていってくれるお年寄りが多いんですよ」。代表の吉沢広道さん(75)が教えてくれた。吉沢さんは妻の文江さん(72)と2人で、週に2日、シャーベットを計900~1千個くらい作るという。
「ぜいたく品」だったケーキのかわり
作り方は、吉沢さんの父が製…
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