独自のアプリ導入へ ICカードないJR四国、チケットレス化に一歩

福家司
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 【香川】JR四国は3日、スマートフォンでエリア内の乗車券、定期券などを購入し、チケットレスで乗車できる独自のアプリを来春導入する方針を明らかにした。独自のICカード乗車券を持たないJR四国が、ようやくチケットレス化に一歩を踏み出すことになる。

 今秋にも独自のアプリを先行稼働させ、割引切符など一部の切符を発売する。2023年春には本格稼働させ、指定席関連を除くほぼすべての乗車券、定期券などを購入できるようになるという。利用客は乗車する際、スマホ画面を見せて駅の改札を通過する。

 同社は一部の企画乗車券や特急券をチケットレス発売しているが、自前のアプリがないため、これまではJR西日本などのアプリや予約サイトを通じて発売していた。

 JR四国は、ICカード乗車券には多額の投資が必要だとして自前では導入せず、香川県内の主要駅でJR西日本の「ICOCA」が使える程度。一方で、利便性向上や発券業務の省力化などを目指して、独自アプリの開発を進めているという。

 新たなチケットシステムの導入は、国の経営改善を求める行政指導に基づき今年度に達成を目指す主要施策13項目に盛り込まれた。(福家司)